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発電:燃料電池(アイシン製エネファームtypeS)

アイシン製 エネファーム type S

エネファーム type S は、LP ガスから水素を取り出し、その水素と空気中の酸素を反応させて、自宅で電気を作るシステムです。
発電時に出る熱を利用してお湯も一緒につくるため、エネルギーを有効利用できます。

2020年モデルの主な特徴

コンパクト 主要部品のコンパクト化と部品レイアウトの見直し等により、燃料電池ユニットの横幅を2018年モデルの780mmから600mmにスリム化し、設置上制約が多い新築マンションへの設置性を向上しました。

ハイスペック 主要デバイスであるセルスタックの改良と高効率制御により、世界最高 ※1の発電効率53% ※2を実現。また、耐久性を見直すことで、燃料電池ユニットの耐久年数を従来の10年から12年へ延長しました。

※1 定格出力1kW以下の家庭用燃料電池コージェネレーションシステムにおいて(2020年2月1日現在、アイシン精機調べ)
※2 LPガスを使い約3時間上安定して定格発電を継続した際の発電効率(総合効率は85%)


レジリエンス 停電中でも発電・電気供給が行える「停電時発電継続対応仕様」を2018年モデルに引き続き販売します。24時間発電 ※3の作動中に停電が起きると、停電後も発電を続け、専用コンセントより最大700Wの電気を利用できます。

※3 ガスマイコンメーターの保安性能を正常に動作させるために、26日間連続して発電した場合は、27日目に24時間以上発電を停止します。


コネクテッド スマートフォンから専用アプリと連携することで、外出先から機器の操作や使用状況の確認ができる機能を搭載しました。ネットワークを通じて運転状況の沿革確認が可能になるため、アフターサービスの効率化を実現します。

エネルギーをつくってつかう

毎日の暮らしに必要だから、電気とお湯は自分でつくる。
エネファームは、LPガスを燃料に、自宅で発電できるシステムです。
しかも、発電をするときに生まれる熱を無駄なく利用して、お湯もいっしょにつくります。

エネファームのある暮らしのイメージ

家庭用燃料電池「エネファームtypeS」は、水素と酸素で電気をつくります。さらに電気をつくるときに生まれた熱でお湯を沸かし、給湯に利用することで、エネルギーを最大限に活用できます。我が家のエネルギーは、我が家でつくって我が家で収穫。クリーンで効率的なエネルギーの有効活用は、わたしたちの、そして地球の、しあわせな未来へとつながります。ますますスリムになったエネファームtypeSとともに、快適でエコな暮らしを。

発電原理

●追いだき、各暖房はバックアップ熱源機で行います(熱利用床暖房運転時を除く)。

エネファーム発電の原理

システム構成イメージ
システム構成イメージ
  1. ※上記はシステム構成イメージです。実際の構成とは異なります。
  1. ホットモジュール
    燃料処理装置で燃料ガスと水蒸気を反応させ、水素を取り出します。取り出した水素を燃料電池スタックへ供給。空気中の酸素により電気(直流)を作ります。
    ホットモジュールとは、燃料処理装置と燃料電池スタックを断熱材で覆い、高い温度に保たれる主要構成機器です。
  2. パワーコンディショナー
    発電された直流電気を交流電気に変換し、商用電源に接続します。
  3. 排熱回収装置
    排熱回収装置では排気ガスから熱を回収します。
  4. 貯湯タンク
    回収した熱を貯湯タンクへお湯としてためておき、給湯時に利用します。
  5. 熱源機(給湯暖房機)
    貯湯タンクのお湯と水道水を混合した給水予熱を、リモコンで設定した温度に加熱して、給湯をします。

燃料電池は、「水を電気分解すると水素と酸素にわかれる」という原理を応用し、ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させることで電気を作っています。

もしもの災害の時にもつかえる

停電時も電気がつかえる

停電時に電気がつかえる「停電時発電継続機能」があります。
エネファームtypeSの発電中に停電が発生すると、自動で停電時発電継続に切替。自動で専用コンセントへ出力を開始。停電復旧時には、自動で通常運転に戻ります。
停電が発生したらリモコンが音と音声でお知らせします。
自動的に停電発電に切り替わった後に停電時専用コンセント※1に使用したい機器を接続することで、電気がつかえます。

※1停電時専用コンセントの施工が必要です。

停電だ!!
停電後、リモコン画面が表示したら
  1. ※ノーリツ製リモコンの場合。
停電時専用コンセントに差し替えて電気を使用

※一部の機種には停電時継続発電仕様がないものもあります。
※停電時に使用できる電気は制限があります。
※停電時の発電時間はお使いの機種やご使用状況によって異なります。
※停電復旧後は、自動で通常運転に戻ります。
※停電してから約90秒後に停電時発電継続の電力が使用できます。お客さまの電気使用状況や機器の経年変化により電力出力開始までの時間は変化します。(最長で約10分間)

停電中も最大700Wの電力が使用可能

エネファームtypeSの発電中に停電が発生すると最大700Wの電気が使用可能!停電時専用コンセントに発電電力を供給します。
使用電力の目安(ご使用例)
フルタイム稼働
冷蔵庫
+
パートタイム稼働
液晶テレビ パソコン 携帯電話充電 シャワー(給湯) 卓上LED照明 扇風機 床暖房

※バックアップ給湯器、凍結予防運転に必要な電力も含みます。停電時の使用電力が発電電力より小さい場合、使用電力との差分の電気を使って熱を発生させ、貯湯タンクに貯めるお湯をつくります。
※数値はあくまで一例です。実際の消費電力は、製品の種類、使用方法により異なります。電気機器の種類によっては、瞬間的に700Wを上回る電力負荷がかかるため、消費電力にかかわらず使用できないことがあります。
※停電時発電継続仕様のみの機能です。
※停電時発電継続時の発電出力は、お客さまがお使いの電力量により変化します。
※ガスマイコンメーターの保安機能を正常に動作させるために発電停止(26日間連続して発電後一定時間発電を停止)や、LPガスの供給が停止している場合、その他発電を停止している場合は、停電時発電継続をご利用いただけません。
※断水時は給湯をお使いいただけません。
※「後付構成」で停電時に給湯・床暖房をご使用になる場合は、給湯器コンセントを停電時専用コンセントへ差し替えが必要です。
※停電時にエネファームが発電するには、LPガスが供給状態であることが必要です。
※使用電力には、熱源機の消費電力も含みます。使用電力の合計が最大使用電力(700W)を超えると、一旦電気出力をストップ(約90秒~10分間)します。一旦電気出力をストップした後は、リモコン操作にて電気出力を再開します。
※乾電池で動作するガスコンロが使用できます。停電で換気扇がご利用になれない場合は、窓を開けるなど十分に換気を行ってください。
※断水している場合や貯湯タンクの蓄熱量が多い場合、停電時専用コンセントで使用する負荷が小さい場合には、使用できる電気量を抑制したり、出力が不安定になることがあります。
※停電時発電継続中は貯湯タンクに発電の排熱を貯めますが、熱を貯めきれなくなるとラジエータを動作させます。外気温度が非常に高い場合などラジエータを動作させても十分な放熱ができない場合は、浴槽へお湯(最高約35℃)を約20リットル(1回あたり)排出します。
※停電時発電継続は、停電時のみ使用してください。普段使用すると、本来の機能やメリットを損ないます。

毎日自然に環境に貢献

一次エネルギー利用効率は85%!

発電所での発電時に発生する熱は、その多くが利用できず海や空気中に捨てられてしまいます。
また、つくる場所と使う場所が離れていることで、送電ロスで失われるエネルギーがあります。
対して、エネファームは発電時に発生する熱をお湯を作ることに有効活用。自宅で発電するため発電ロスも抑えられ、高いエネルギー利用効率を実現しています。

従来システムの場合
エネルギー利用率/type S 導入前
エネルギー利用率/type S 導入前
  1. ※エネルギー使用の合理化に関する法律に基づき試算。
エネファーム type S の場合 [LPガス (LPG)]
エネルギー利用率/type S 導入後
エネルギー利用率/type S 導入後

※LPガスを使い約3時間以上安定して定格発電した発電効率(アイシン精機調べ)

一戸あたり年間約1.2トンのCO2排出量を削減

エネファームを設置すれば、ガス給湯暖房機使用の住宅と比較して、CO2排出量を年間約1.2トン削減できます。

年間の CO 2排出量削減効果
  [LPガス(LPG)]
年間の CO2 排出量削減効果
1.2t の CO2 ってどのくらい?
  1. アイシン精機試算条件によるシミュレーションの一例です。電気・ガスの使用状況等により異なります。
  2. 杉の木の CO 2吸収量:14kg - CO 2/年・本(環境省/林野庁「地球温暖化防止のための緑の吸収源対策」より)
  3. ガソリン車(燃費:18.0km/ℓ)とハイブリッドカー(燃費:40.8km/ℓ)の比較。年間 1万km走行時の場合。 ガソリンの CO 2排出量:2.32kg - CO 2/ℓ(環境省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」より)

試算条件

  • CO2の排出係数/LPガス:6.55kg-CO2/kg(アイシン精機データ)
    電気:0.65kg-CO2/kWh(「地球温暖化対策計画(平成28年5月)」における2013年度火力平均係数)
  • 年間負荷/給湯: 17.3GJ、調理: 2.2GJ、 冷房: 6.8GJ、暖房: 19.1GJ、電力(家電、照明など): 14.7GJ(戸建、4人家族を想定)
  • 使用機器(主なもの) 従来システム: ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房、ガス温水浴室暖房乾燥機、電気エアコン  エネファーム type S: エネファーム type S、ガス温水床暖房、ガス温水浴室暖房乾燥機、電気エアコン  太陽光発電:公称最大出力 4kW、設置条件:方位角 0度(真南)、傾斜角 27度

※アイシン製モデルケースの試算。
※数字は四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります。

※写真、イラストはすべてイメージです。

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